おまとめローンの審査をクリアするためのポイントを押さえておこう
複数のキャッシングをおまとめローンで1本化しようと思っているなら、申込み前にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。おまとめローンと言えば金利、限度額が気になるものですが、審査に通らなければ利用することはできません。ということで今回はおまとめローンの審査で重視されているポイントを紹介していけます。
おまとめローンの審査で重要視されているポイントとは?
おまとめローンは一般的なキャッシングの審査と比べると厳しい傾向にあります。借入金額が大きいのが最大の理由でしょう。銀行によっては一定の年収以上でないと申込みすらできない、というところもチラホラあります。具体的な審査のポイントとしては以下のような物が挙げられます。
他社借入件数
おまとめローンを利用するのだから、多少の借入件数があっても大丈夫なのですが、あまりにも多すぎると審査落ちの理由になります。
例えば、200万円借金をしている人で、50万円を4社から借りているのと、200万円を1社から借りているのとでは後者の方が審査に通りやすいです。
というのが、前者の場合返済実績が足りていないため1社当たりの限度額が低く設定されている、と考えられるからです。つまり、返済能力が低いものとみなされているわけですね。
一方後者の場合は1社当たりの限度額が高いため少なくともそのキャッシング業者からは信用されていると判断されます。ほとんどのキャッシングは30万円〜50万円くらいの限度額からスタートして、利用実績に応じて少しずつ上がっていくため、200万円借入できる状態=少なくとも1年以上の返済実績がある証明になっています。つまりおまとめローン的にも信用しやすい人ということになりますね。
このように、件数は少ないほど有利になりやすいです。3件以下の場合はおまとめローンの審査に通る可能性がありますが、4件以上になってくると厳しいところが増えてくると思います。
なので、まずは借入件数を減らすためにどうするべきなのかを考えてみましょう。
多重申込みは避ける
短期間のうちに複数の業者に申し込むことを「多重申込み」と言います。もしも1ヶ月以内に3社以上の申込みをした場合は注意しなくてはなりません。
おまとめローンは「いくつか申し込めばどれか審査に通るだろう」というものではありません。そして、申し込んだ数だけ信用情報機関に記録が残ることになります。
おまとめローンに申込みした際、必ず審査の過程で信用情報を参照するのですが、多重申込みが認められた場合その時点で審査をする可能性が高まります。
なお、申込み履歴は6ヶ月間掲載され、それ以降は消去されます。すでに多重申込みをしてしまった方は半年ほど待ってから申込みし直すことをオススメします。
金融事故は審査落ちの大きな理由
過去に借金の返済でトラブルを起こしているなら信用情報機関に「金融事故情報」が掲載されている可能性が高いです。
具体的には
- 3ヶ月以上の延滞
- 踏み出し(不払い)
- 債務整理(自己破産や任意整理など)
が事故情報として挙げられます。
事故情報は5年〜10年間くらい保存され続けることになるため、この期間はおまとめローンに申し込んでも審査をパスするのは非常に厳しいと言わざるを得ません。
勤続年数
勤続年数は当然ですが長い方が有利になります。一般的なキャッシングの場合、半年、さらに短くても3ヶ月をボーダーラインに設定していることが多いです。しかし、おまとめローンになるとさらに信用できる人にしか融資していないため、少なくとも1年以上の勤続年数は欲しいところ。
職業に関して言えば、公務員や大手企業のサラリーマンほど有利になり、中小サラリーマン、自営業、パート、アルバイトといった順番で不利になっていきます。
おまとめローンの審査に通りやすい時期がある?
上記した審査ポイントとは別で、おまとめローンの審査に通りやすい時期があります。もちろん「比較的」の範囲内ですが。
それはいつなのかというと「年度末」になります。貸金業だけに限った話ではありませんが、年度末は年間の売り上げの集計が出る時期で、少しでも多くするために各おまとめローン業者は奮闘しているでしょう。
同時に、年度末は就職、転勤といった引っ越しによるおまとめローンのニーズが増える時期なので、これに便乗する形で申し込むのはアリだと思います。
おまとめローンに総量規制は関係する?
消費者金融もおまとめローンを提供しているため「総量規制が関係するのでは?」と考える方もいらっしゃいます。総量規制は貸金業法の1つで「年収の1/3までしか借入することはできない」という法律です。
しかしおまとめローンに関して言えば、総量規制は適用されません。その条件として、利用者にとって利益になる、有益になるものであれば総量規制対象外になり、という特別措置が用意されているからなんです。
なのでおまとめローンを組むことで金利が下がり、実質的な負担が減るのなら年収の1/3以上でも借入できることになります。
また銀行のおまとめローンの場合、そもそも貸金業法が適用されず、銀行法が適用されるため総量規制の心配は不要です。
おまとめローンの審査が厳しいのはどこ?
おまとめローンを提供している金融業者は「銀行」「信販」「消費者金融」の3つに分類されます。もちろん審査の内容自体はそれぞれほとんど共通しているのですが、基準に違いがあります。
一般的には「銀行」<「信販」<「消費者金融」の順番に審査が緩いとされています。
まとめ
ということで今回はおまとめローンの申込み前にチェックしておきたい審査のポイントを紹介してきました。まとめると以下の通りです。
他社借入件数
他社借入件数はできるだけ少ない方が有利になります。4件以上ある場合は審査をパスするのが厳しくなるので、できるだけ減らしてから申し込むようにしましょう。どうしても厳しい場合は債務整理を検討する必要が出てくるかもしれません。
多重申込み
1度に複数のおまとめローンの申込みは避けるようにします。月に3件以下に抑えましょう。基本的にどこか1社から断られた場合、何らかの理由があると考えられます。そちらをよく検討してみましょう。
金融事故
すでに起こってしまったものは仕方がありません。最低でも5年間待つ必要があります。自身が金融事故を起こしているか分らない方は信用情報機関に問い合わせることで情報開示が求められます。もしも金融事故起こしているのが分かっている状態でおまとめローンを利用せざるを得ないなら、債務整理を検討するのが妥当かもしれません。
勤続年数
勤続年数が1年未満の人は審査落ちする可能性が高いです。もう少しで勤続年数1年になるなら待ってから申込みしたほうが良いかもしれません。
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